空穂宿改修記【2階】

養蚕をしていた家なので2階は蚕部屋として使われていて大きな「ひとつの部屋」。土壁も床もかなり痛んでいたので全てやり直しです。埃と蜘蛛の巣だらけの部屋を大掃除。梁や柱も1本1本綺麗にしていきます。次は土壁塗り。古い土壁をはがしてから、近所の山から頂いた土と畑の土に砂や藁などをまぜて数ヶ月間寝かせた土を使います。家族みんなで楽しみながら塗りました。床張りは、水平をとってから根太をはって断熱材を敷き詰めてからやっと床張り。床の塗装は柿渋を何度も塗って味のある色に時間が経てば経つほど良い色になります。部屋の仕切りは、竹を組んで布を張る感じに襖も取り外せるようにしました。現在は、木材と頂いた建具を使って仕切っています。

お蚕さんようの大きなひとつの部屋を旅人さんの寝室に

痛んだ土壁をはがしてから土壁ように練って寝かせて置いた土を使っての土壁塗り

乾燥してひび割れないように藁を入れます

断熱材敷き詰め終了

いよいよ床はり開始

最高の仲間達が手伝いに来てくれた!感謝

想い出の最後の 1枚を張り終える所

床張りが終わったら皆で雑巾がけ競争

解体した古民家から頂いた階段の手すりをつける

階段の手すり皆で息を合わせて、はめ込み

まだ白い床板

柿渋を何度も塗ると深みのある色になる

2階の高い天井

麻布を張ると雰囲気も変わる。電磁波も防ぐかも

部屋の仕切りは取り外しが出来るように開業当時は竹で現在は木材で組んであります

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